[技術]大学で学んだ技術を活かし、本当に満足のいくモノづくりができる技術者になりたい。

2022年4月掲載

[技術]大学で学んだ技術を活かし、本当に満足のいくモノづくりができる技術者になりたい。

■現在の業務内容
   私は大学でモノづくりに関すること(機械加工・機械設計製図・電気制御など)を学び、それを活かせる仕事をしたいと考えて就職活動をしていました。そこで日伸工業とご縁があり、入社いたしました。入社後は、1年ほど技術部・製造部と様々な部署で現場実習を行い、その後、現在所属している設備技術課に配属となり主に生産技術を担当しております。
現在、本社大津工場で生産設備及び自動検査装置の設計・組立・調整・立上まで行っており、時には海外の案件まで携わらせていただいております。

■入社後の経験
   設備技術課に配属後、主に省人化設備の製作をしています。具体的には、製造部門で現場作業者の方々の苦労が軽減するように製品受け箱の自動交換装置(ストッカー)や多関節ロボットを用いた自動整列装置、プレス金型の最終工程にプレス機と連動させたタップ(ネジ穴)加工装置などを製作しております。
他には、検査部門では技術部門と協力し産業用のカメラを用いた自動画像検査装置の開発など行っております。
   また、海外工場からも設備開発の依頼があり、アメリカのオハイオ工場へコンタミネーション(異物)除去のエアーブロー装置を、中国の南通工場へはプレス品の自動整列装置を2台製作し、どちらも大津工場で組立・調整・トライ後、現地へ出張し立ち上げ・更に現地現物でのトライまでさせていただいたことがあります。
どの設備も簡単なものでは無く、大変苦労をした思い出があります。しかし苦労した分完成した後には大きな達成感を感じることができました。

■近況と今後の課題・目標について
   今まで設計製作した装置について、製造担当者から感謝の言葉を頂くこともあり、やりがいを感じております。しかし、深く聞きこみをすると「あと一歩こういう機能があれば…」といった担当者の声や、自分自身で「こうしたらもっと良かったかもしれない」という次の課題がでてきます。このような課題解決には目標を高くもって、製造担当の方と自分自身の両方が本当に満足のいくモノづくりができる技術者になれるよう、日々努力していこうと思っています。

■お楽しみ
   私は辛い料理が好きで、時々楽しんでいます。
コロナ禍前になりますが、出張先の中国で、現地出向者に食事に連れていってもらった際、皆が注文した火鍋という料理のうち、私は辛いものを食べました。その辛さは過去経験がないほどインパクトがあり、そのあと何を食べてもこの火鍋の味!(笑)。忘れられない思い出となりました。

【上司からのコメント】

プレスで対応出来ない無理難題な仕様の設備に対しても積極的に取組、海外アメリカ/中国工場へ設備の導入時には、最後まであきらめず何度も足を運び立上げを行い助かっています。

昨今では国内3工場の検査装置製作に励んで頂き、新しい発想での設備に驚かされます。その斬新な発想で商標登録した『日伸センシング』関連の設備になり、まさに大活躍です。

今後も新しい発想の設備が次々と世に出る事を日々待ち遠しく、また期待しています。