[技術]プライベートでは一児の母。金型設計に携わり新たなモノを生み出す技術者になりたい。

2021年6月掲載

[技術]プライベートでは一児の母。金型設計に携わり新たなモノを生み出す技術者になりたい。

主な業務内容
   私は新卒入社後、一年目は金型加工課、試作課、品質保証部の研修を受け、後に技術部配属となりました。入社二年目に育児休業を約一年間頂き、三年目に仕事復帰しました。
   現在は、CAD(2D,3D)を用いて金型の部品図の作成やプレス加工のシミュレーションなどを行っており、金型の組立図を一部担うこともあります。試作から量産に移る段階では、出来上がった製品の寸法測定から梱包まで行い、設計だけでなく、そのほか付随する仕事もあり、やりがいを感じながら仕事をしています。

現在の業務
   2020年の2月頃からハイブリッド車のモーターに使われる新規部品にて、金型の設計・シミュレーションから試作品完成まで一連の流れに携わってきました。プレス加工については全く経験がなかったので、日々勉強になることが多かったです。シミュレーションでは、パラメータを入力するだけで解析自体を行う事ができますが、各パラメータの意味を理解していないと、正確な結果を得られません。設計においても同様で金型の部品一つ一つに意味のあるものなので、理解するのが大変だなぁと思いつつ、一方で新しい知識が日々身につくので楽しさも感じています。
   私が描いた設計図が大きな金型となり、製品が出来上がると、達成感とともに感動も感じました。設計は製品が完成したら終わりでは無く、そこから寸法を調整したり、量産トラブルの無いように改善したり、製品完成後にも考える事が多く、量産に向けて一生懸命取り組んで励んでいます。
   先輩方に分からない点を聞くと、親切に教えて頂き感謝しています。4月になって新入社員が入ってきましたので、今度は私が教える立場になりたいと思います。

今後について
金型の設計に携わってから、材料から加工、試作、プレス機等、全般的に知識が必要だと感じています。鉄鋼材料や金属加工などの設計に関わることを経験として蓄えていき今後の仕事に生かしたいです。

 

育児との両立
入社二年目春に出産、育休を経て、三年目に仕事復帰をしました。当社では、福利厚生がしっかりしており、休業の間、給付金の申請書などサポートして頂きました。仕事と育児との両立は楽ではないですが、子どもとの接し方などで日々学ぶことが多く、子ども自身が成長していく姿に楽しさも感じています。週末には家族でお出かけをしたりしてリフレッシュ。今後も育児と仕事を両立して頑張っていきたいです。

 

上司コメント
   入社して5年目を迎えますが、現在は主に開発業務のサポート役を担ってもらっています。
元々落ち着きがあり、初めての事でも物怖じしない性格で、どんなことにもチャレンジする姿勢がOさんの強みだと感じています。さらに、母親となってより一層その強みが磨かれてきたと思います。3D CADや解析シミュレーションでは、真っ先に名前が挙がるくらい技術メンバーからの信頼も獲得してきました。今後は、後輩に教える立場になります。様々な経験を積み、次のステップへ進んでいくOさんの今後を楽しみにしております。