技術紹介 表面処理(バレル研磨・熱処理・化学研磨・酸洗浄)
バレル研磨・熱処理・化学研磨・酸洗浄
    プレス加工後の製品に対し、バレル研磨、熱処理、化学研磨、酸洗浄といった各種プロセスを組み合わせて実施しています。
これにより、硬度調整、外観品質の改善、清浄度の確保などを実現可能です。
材料特性や使用環境に応じて最適な処理条件を選定することで、要求仕様に適合した信頼性の高い部品提供を可能としています。
バレル研磨
 
        - 内容
- ・バレル(樽)状の槽に製品と研磨石(メディア)を投入し回転させる。 ・相対摩擦により表面を研磨する。
- 目的
- バリ取り、平滑仕上げ、スケール除去、R付け、光沢仕上げ、表面硬化など。
熱処理
 
        - 内容
- ・処理温度や冷却方式を調整することで金属組織の硬化や軟化を実現。 ・連続式とバッチ式の設備を保有。
- 目的
- プレス加工後の残留応力を除去する。
化学研磨
 
        - 内容
- ・製品を薬品に浸し、金属表面を化学的に研磨する。 ・微細な凹凸やバリを無切削で均一に除去する。
- 目的
- ・表面の粗さ改善や光沢の向上。 ・形状複雑な製品も処理が可能。
酸洗浄(不導体化処理)
 
        - 内容
- 製品の酸洗浄と不導体化処理を一貫して行うことが可能。
- 目的
- 金属表面のスケールや不純物を効果的に除去し化学的に安定した酸化皮膜を形成。